おじさん構文とは
おじさん構文は、おじさんが女性に対して送る気持ち悪く癖の強い文章やメッセージのことを指す。
別名:おじさん文章、おじさんメール
ここで言う"おじさん"とは、年齢的なことを言うのではなく、
内容が如何に下心に満ちて、時代錯誤な言い回しや絵文字顔文字などが含まれているかが指標になってくる。
日々変化しつつある流行語やコミュニケーションツールに追いつけなくなった悲しき存在なだけで
本人は至って真面目に文章を考えているため、嫌がらせや煽りの意図は含まれていないことが多い。
しかし、受け取った際は気持ち悪く感じるかもしれないが、
菩薩のような心の広さで許容し知人やTwitterに晒し上げる程度にしてあげよう。
おじさん構文を見てみよう
百聞は一見に如かず。
いくらおじさん構文について説明しても、文章では理解することが難しいため
実際におじさん構文と言われるものを見てみよう。
おじさん構文はiモードメール時代の名残だよなぁ。
— Ryoko.S (@rsensui) May 3, 2021
あの頃は1通のメールに懸ける想いが違ったものですな。
好きな子とメールする時は無限にセンター問い合わせしてたねー。 pic.twitter.com/lbp2IodYXV
おじさん構文で思い出したけど昔送られてきたやつがすごかった🙄 pic.twitter.com/lmyjrbjKpB
— ういたろ (@uitan_nico25) May 4, 2021
キモい。
— 結月燈🎗🌓🕯@Mg×鎂 (@M_oxy_moron) November 16, 2020
愛が違う方向へ行ってる。
昔から注ぐべきところに注がない。
そして私が過労で苦しんだ。
的外れな親。 pic.twitter.com/u2sh3pfS6L
おじさん構文きた pic.twitter.com/HNioHx0aEG
— あれっくす (@max_revengers) November 14, 2020
おじさんの流行語や言葉のセンスは青春を過ごしたであろう昭和時代にて停滞しているため、
その時代の言葉のチョイスや流行語を頑張って使ったとしても、文章からは面白さではなく加齢臭が漂うだけなのである。
そして、おじさん構文で何より厄介なことは、文章を書いているおじさんが至って真面目で真剣そのものということだ。
ある程度ネタとして書いてくれているなら、こちらも内容に突っ込んだり適当に流せるので助かるが、
おじさんが一生懸命に綴った文章であるが故に、適当な対応をすると自分が冷たく失礼な人というレッテルを張られる可能性があるため、
おじさん構文に対してはこちらも真面目にアンサーを返す必要が出てくるのだ。
おじさん構文がもつ厄介さを理解すると、寒い絵文字もお節介な文章も精神に尋常ではないダメージを与える有害メールとなる。
自分や周りにおじさん構文で困っている人がいたら、すぐさまセクハラ案件として訴訟するのがいいだろう。
おじさん構文の気持ち悪さ
既におじさん構文を目の当たりにし。何とも言えない気持ち悪さを含む文章であることは伝わったと思うが、
具体的にどのような部分が原因で気持ち悪くなるのか掘り下げていこう。
1.意味のないカタカナ
おじさん構文のせいでDM💌がひたすら騒がしいナ‼️😅 pic.twitter.com/aq2VaE1slr
— みや:) (@ochazukeman____) May 6, 2021
「○○チャン」「~だネ」「~かナ?」
といったように、意味の無いカタカナが散りばめられていることが多い。
恐らく、昭和に流行ったテレビ(8時だヨ!全員集合)や雑誌で見られたスタイルだと思われる。
おじさんは青春時代を共に過ごしたカタカナに対して圧倒的な信頼感を抱いているのだろう。
2.脈略のない絵文字や顔文字
薄々思ってたけどパパ上のLINEが、おじさん構文だった。自然にしてしまうんだろうな。やばい面白い。 pic.twitter.com/WVvrzmGKN6
— こじお (@k___________j) May 1, 2021
おじさんは若者に負けじと絵文字や顔文字を文章に多く取り入れている。
また、それらは自身に馴染み深いガラケー時代に使えていたものを使うケースが多く、
文章の終わりではなく、読点の代わりに挟むことで文章中に取り入れて使うほどである。
恐らく、スマホ以降に流行った絵文字や顔文字には適応できずに、
その対抗手段としてその分大量に取り入れているのであろう。おじさんは質より量で勝負をしてきたのだ。
3.見え隠れする性欲
おじさん構文とやら、見た瞬間「和田豊じゃん」と思ったけど並べたら何一つ該当してなかった逆にすごい pic.twitter.com/jkE7FjIJ0K
— リヨン侍 👉🦁👈優勝はOL!PSGはEL🇫🇷⭐️⭐️ (@lyonsamurai) May 4, 2021
見え隠れと言うよりは、基本的に見え透けているのだが、
おじさん構文は隙あらば女子にお近づきを狙うためにおじさんが知恵を振り絞って書いた文章のため、
おじさんの下心が滲み出ている文章に仕上がっており、この滲み出る下心こそが気持ち悪さの根幹となっているのかもしれない。
おじさん自身は、下心をなるべく隠しつつ楽しい会話になるように気を付けているのかもしれないが、
その結果、長文の中に自分語りやお節介、意味のない会話・絵文字に見え見えな下心など、
どうしてこうなった?と途中の過程が聞きたくなる程に、我々に衝撃を与える文章に仕上がっている。
昭和を象徴する死語
- ドロンします!
- トホホ…
- おいくら万円
- 許してちょんまげ
- あたり前田のクラッカー
- こまったちゃん
- 余裕のよっちゃん
- 冗談はよしこさん
- バイビー!
- (^^;) (^-^) (^o^)/ (>_<) (汗)
今でこそネタで使う場面があるかもしれないが、
常用している人はおじさん構文予備軍の可能性があるため、早めに自身の言語アップデートすることをおススメする。
おじさん構文作成ツールが存在?
世に知れ渡ることになったおじさん構文だが、
なんと、おじさん構文を自動作成することができるサイトがあることが判明。
気になる人は使ってみるといいだろう。
杞憂スプラッシュ
注目を浴びてしまったおじさん構文は、
しばしば言葉遊びとしておもちゃにされるケースも増えてきている。