RO(ラグナロクオンライン)とは
2002年12月1日よりサービス開始された多人数同時参加型オンラインRPG(MMORPG)である。
2002年はMMORPG黎明期でもあり、
初めてのオンラインゲームとして遊んでいるユーザーも多くいたラグナロクオンライン。
他のオンラインゲームに比べ、
キャラの操作が簡単でチャットや
エモーション機能が使いやすいことが特徴で
ユーザー同士のコミュニケーションも取りやすかった。
ゲーム自体もシンプルで分かりやすいのが影響して、
ライトユーザ(女性や子ども)まで幅広い層に人気があったゲームだ。
また、今ではほとんどのオンラインゲームが基本無料プレイでアイテム課金形態であるが、
この頃のオンラインゲームはほとんどが月額課金となっており、ラグナロクオンラインもプレイするために月額1500円が必要であった。
課金形態でも人気の面でも、今でいうFF14やDQ10の立ち位置であったゲームと考えてもらえば分かりやすいだろう。
また運営は「ガンホー」であり、
今ではパズドラで知名度が爆上がりしたためガンホー=パズドラのイメージを持つ人が多いかも知れないが、
度重なるサーバーメンテナンス延長の地獄を味わっていた
当時ラグナロクオンラインをプレイしていた人たちからすれば、
ガンホー=ラグナロクオンライン=糞運営とイメージを持っている人も多いかもしれない
とはいえ、昔とは運営体制も大幅に変わっているため改善していると思いたいところだが・・・
今日はそんなラグナロクオンラインの事件から生まれた名言(迷言)を紹介していこう
しょうがないにゃあ...
長いラグナロクオンラインの歴史からみても、この名言が一番人気といっても過言ではないだろう。
ゲームをプレイしていた人であればだれでも知っているほどで、
今やゲームを知らない人でもこのセリフだけは聞いたことがあるという人も多いかもしれない。
残念ながらネタ元の画像は存在していないので、再現画像となるのだが、
発端は♀キャラPC(ひより)が、
1対1チャット(tell)機能を利用して見抜きしたいと言われた際に生まれた名言である。
男「あの、すみません お願いが」
ひより「なにかな」
男「見抜きさせてもらえないでしょうか・・・?」
ひより「見抜き?」
男「はい。」
ひより「あー そういうことか」
男「いいでしょうか。」
ひより「うーん」
ひより「たまってる・・・ ってやつなのかな」
男「はい」
ひより「しょうがないにゃあ・・・」
ひより「いいよ」
男の初対面で見抜きを要求するという言動もなかなか紳士度数が高いが、
♀キャラであるひよりの返しも秀逸である。
ひよりは、ラグナロクオンラインで当時一番カワイイとされていた♀のアコライト(ヒーラー)職であったため
この事件に巻き込まれた可能性が高いとされている。
また、この名言はなんと後に公式のLINEスタンプとされ発売されているため、
いまや公式認定のネタとされ受け継がれている。
LINEスタンプはこちら
お兄ちゃんどいて!
正確には「お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!」が全文で
なんとも物騒であるが、
簡単に言うと男女女の三角関係が泥沼化した結果に生まれた名言である。
ラグナロクオンライン上でS県月宮というキャラクター名の女子中学生が男を独占するために、
もう一人の女”アコ”を魔女呼ばわりして、関係を壊そうとし最後にはアコを殺すことまで考えてしまう事件だった。
のだが、残念ながらこの話は創作(釣り)であることが判明しているため、ここでは省略する。
どうしても気になる方は、ニコニコ大百科に詳細があるため、そちらを参照するとよいだろう。
~S県月宮事件~
今であればこんな奇々怪々な話は創作や釣りとして真っ先に疑われそうな話だが、
2002年当時はインターネットが普及している最中であったことから、ネット民の
リテラシーも低く、釣り耐性が低かったことや創作に対して疑わなかったことが原因で
多くの人の注目を受け話題が大きくなったとされている。
当時はS県月宮のキャラも独特で、元祖ヤンデレとして言われることもあるほどだ。
こちらも15年の長い年月を経て、
公式認定されスタンプに含まれている。使いどころ難しすぎるだろ・・・
現在のラグナロクオンライン
現在もラグナロクオンラインはサービス中であるため、プレイすることが可能だし
なんなら「ラグナロクマスターズ」というスマホ版もリリースされている。
が、やはり昔ほどの盛り上がりや人気はなく、過疎化が進んでいるために
いづれサービス終了が来てもおかしくない状況になっているようだ。
気になる方はそれまでに遊んでみるのもいいかも・・・しれない