ネットスラング 元ネタ紹介

「うっ頭が・・・」巨人小笠原となんでも実況J

「うっ頭が・・・」とは

「うっ頭が・・・」とは主に
トラウマや封印したり忘れていたかった記憶が掘り起こされそうになる際に使われるネットスラングだ。

人は誰しもツラい記憶や思い出したくない経験があるものだが、
その経験を克服することで人間は強くなれるのだ。
トラウマや黒歴史はどんどん掘り下げていこう

元ネタ発祥の経緯

「うっ頭が・・・」の元ネタは、
2chのなんでも実況J(なんJ)発祥のコピペで、

野球選手の小笠原 道大(おがさわら みちひろ)選手に関係している。

「ガッツ」、「北の侍」、「ミスターフルスイング」などの愛称を持つ小笠原選手は、
もともと北海道日本ハムファイターズ(日ハム)に在籍し活躍していた。

その後、小笠原選手のポテンシャルに目を付けた巨人軍がヘッドハンティングをし、
日ハム在籍時よりも高額な年俸金額を小笠原選手に提示したところ、
小笠原選手は巨人への移籍を決めた一件があった。

野球ファンは有能な選手を次々とヘッドハンティングしていた巨人軍にも辟易していたが、
それ以上に、大金にまんまと釣られた小笠原選手に対して

「小笠原は金で日ハムを捨てた畜生」

「ガッツじゃなくて実際はただのカッスだった」

「人の形をしたキンタマ」

(↑巨人移籍後トレードマークのヒゲを剃ったため)

鋭いナイフのようなレスが飛び交うようになってしまった。
(逆を返せば、それほどファンに好かれていたということでもある。)

そんな小笠原ファンが悲しみや怒りに明け暮れる中、
なんJでは「巨人小笠原、○○をする」という巨人小笠原を畜生として
架空のショートストーリーを綴るスレがなんJに立つことになる。

例:
「巨人小笠原、国会議事堂前で性器露出して逮捕」
「巨人小笠原の頭上に漬物石が落下して死去」
「巨人小笠原、養護学校生を強姦して腹上死。」


なおここで言う"巨人小笠原"は
「巨人小笠原」は大正義巨人軍に所属する内野手であり、
巨人並びに実在の小笠原選手とは一切関係は無いという設定になっている。

その物語はいずれも巨人小笠原が極悪非道を尽くすのだが、
最後には日ハム時代の自分を思い出し、謎の頭痛に見舞われ死亡する。
という雛形が完成していたのだが、その頭痛が起きた際に発する言葉が
「うっ頭が・・・」となっている。

この言葉には巨人に在籍していても、
日ハム時代の小笠原選手を心を取り戻してほしいという、
小笠原ファンの最後の想いが込められている・・・かもしれない。

ちなみにその後、巨人を移籍し中日小笠原となった。(通称:味噌カッツ)

移籍をする毎に愛称が変わっていき、

日ハム時代:ガッツ

巨人時代:カッス

中日時代:味噌カッツ


実のところファンに凄く愛されていたのではないかと思う今日この頃である。

SHIROBAKOでフォームを使われる小笠原選手

↓小笠原選手のフォームが小笠原綸子というSHIROBAKOのアニメに起用されている

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