「何でもは知らないわよ。知ってることだけ」とは
西尾維新のライトノベル『<物語>シリーズ』に登場する
羽川翼(はねかわつばさ)のセリフが元ネタとなっている。
学年成績TOPで様々な知識を有する羽川翼は、
主人公である阿良々木暦(あららぎこよみ)と会話する中で、
「お前は本当に何でも知ってるなぁ。」と言われるのだが、その返しとして
羽川翼は「何でもは知らないわよ。知ってることだけ」とお決まりのセリフを返す。
<物語>シリーズではなんどもこのやり取りが発生しており、
「何でもは知らないわよ。知ってることだけ」は
もはや羽川翼のアイデンティティーとして定着しており、
読者からも彼女の名言として認知されている。
「何でもは知らないわよ。知ってることだけ」の元シーン紹介
初めて羽川翼が 「何でもは知らないわよ。知ってることだけ」 と発言するのは、
化物語 コミックス1巻にて、阿良々木暦との放課後時間である。
羽川翼(はねかわつばさ)とセリフついて
羽川翼は、主人公である阿良々木暦が通う高校にて
学年トップの成績を誇り、阿良々木暦に好意を寄せて勉強を教えたりしている。
その知識量は高校の勉強範囲に収まらず、雑学や専門的知識にも及ぶ博識っぷりで、
阿良々木暦も羽川翼と会話する中で度々彼女の知識量に感心し、
その都度このやり取りが発生する。
阿良々木暦「お前は何でも知ってるな」
↓
羽川翼「何でもは知らないわよ。知ってることだけ」
尚、阿良々木暦には恋人(戦場ヶ原ひたぎ)が存在し、
羽川翼も彼女の存在を知っているのだが、略奪愛は働かずただ一途に彼を思い続けている。
知識量を褒められても決して驕らず、謙遜の言葉を返すのは
そんな奥ゆかしさを持った羽川翼らしさを象徴しているともいえる。
ネット上などでの使われ方
主に知識を褒められたり、
感心されたときの返しとして使われることが多いが、
現実世界において謙遜の用途で使うには少々無理があるかもしれない。
例・・・
「お前はアニメのことならなんでも知ってるな。」
→「何でもは知らないわよ。知ってることだけ」
「何でもは知らないわよ。知ってることだけ。」 pic.twitter.com/NQ7dtpmEcS
— masa (@masa345_pad) June 22, 2021
元ネタを知らない人からしたら、少し違和感がある具合で済むが、
知っている人からしたらイキってると思われかねないので注意が必要である。