「できらぁ!」の元ネタ/意味
元ネタは、漫画『スーパー食いしん坊』の主人公"鍋島香介"が
ステーキ屋の店長に言いがかりをつけられた際に反抗して発言したセリフである。
説明するまでもないだろうが「できらぁ!」とは「できる!」という意味で、
語源としては関西地方の「出来るわ」という言葉がもとになっている。
「できる!」⇒「できるわ!」⇒「できらぁ!」
関西では他にも「知ってらぁ!」「やってやらぁ!」など、主に男性が
勢いに乗せて自分の意思を伝える時に使われることが多い。
『スーパー食いしん坊』に登場する関西育ちの"鍋島香介"も、
その場の勢いで、「できらぁ!」と発言してしまっているが、
安請け合いすることで、その後痛い目をみることになる。
「できらぁ!」の登場シーンとその後
『スーパー食いしん坊』の主人公である鍋島親子は、
近くで200gのステーキが980円というチラシを見て、開店したステーキ屋に足を運ぶ。
鍋島親子がそのステーキを注文し食べてみたところ、
安価でボリュームがありながらも、柔らかく美味しいステーキであることに驚いてしまう。
いったいどうやって提供しているかを考えている最中、ステーキ屋の店長に目をつけられ
「うちのマネをしようなんてバカな考えはよすんだね」と言われたことに腹が立った"鍋島香介"は
突如「できらぁ!」と大声で発言し
自分でも「おなじ値段でもっとうまいステーキを作れる」と宣言してしまう。
いきなりの宣戦布告、一番の被害者は料理勝負をすることになった"香介のお父さん"だろう。
その後は当然の流れで
ステーキ屋の店長に「じゃあ980円でうまいステーキをつくってもらおう」と言われると
「え!!同じ値段でステーキを!?」と自分で言った癖に、相手に言われると驚くという、
謎の反応を見せている。落ち着け香介。
ステーキ料理勝負の行く末
ステーキ屋の店長とステーキ料理勝負をすることになった香介は、
まず肉の仕入れ方法に苦悩することになる。
ステーキ屋は、直営の牧場を構えてそこから良質な牛肉を仕入れることができるが、
香介はその手段が取れず、結局赤身だけの安い牛肉を用いることに。
そのままの安い牛肉では、柔らかくうまいステーキを実現することができないことから、香介は
牛肉に牛脂を縫い込み
野菜に肉を漬け込んで柔らかくし、
余計な油は半紙で吸い取る
という工夫の末、柔らかくおいしいステーキを完成させ店長を納得させたのである。
香介は頑張ってる雰囲気をだしているが、
牛脂を縫い込んだ牛肉なんて食べたくないし、
仕入れ値はともかく、手間を考慮したら980円じゃ元取れないだろこれ・・・
ネット上での使われ方
こんなネタ、使うことできんだろ。
・・・出来らぁ!!
できらぁ!消しゴムでハンコを作ってやるって言ってんだよ! pic.twitter.com/MmCKINqSvN
— undo (@undo) June 26, 2016
アマプラでガンダムにハマった子供達「パパ!ガンプラ買って!」
— ろすモン (@fabian0318) February 12, 2019
僕「何でも買ってって言うな。パパが小さい頃は“買う”前に“作る”って選択肢があったぞ!」
子供達「じゃぁお手本、見せてよ」
僕「えっ?家の中のものでガンダムを? ...できらぁ!」
(完成)
子供達「さ、買いに行こうか」 pic.twitter.com/lojCEDflyK
スーパー食いしん坊、できらぁ!も好きだけど、掲載時の広告スペースだった部分を単行本で虚無のページにしてるシーンも好きなんだよな pic.twitter.com/pZ7qdaBpht
— タイツマン (@TAICHUMAN) May 13, 2019