ハム太郎コールとは
アニメ『とっとこハム太郎』のOP曲"ハム太郎とっとこうた"に合わせて、
皆がグルグルと動き回りながらコールを叫ぶ行為である。
"コール"とは「合いの手」のことであり、
アイドルのライブなどで、曲中の歌詞と歌詞との間に
観客達が決まったセリフを大声で叫ぶ行為である。
グルグルと回る行為については、
歌詞にも出てくるように「♪滑車を廻るよ」に由来しているのかもしれない。
"ハム太郎とっとこうた" が誰しも一度は耳にしている曲であることが影響してか、
異様な盛り上がりを見せることで、瞬く間にアニソンのライブやフェス界隈に浸透した。
ハム太郎コール関連の動画紹介
なにはともあれ、知らない人にとっては未知の領域となるため
百聞は一見に如かずの精神でハム太郎コールに関連する動画を見てほしい。
最初はハム太郎コールの題材となった本家本元の曲
"ハム太郎とっとこうた"はこちら。
可愛らしくもともと中毒性が高い曲であるが、
この曲が魔改造されることによりハム太郎コールが生まれた。
オタク文化が苦手な人は閲覧注意となるが、実際のハム太郎コールがこちらである。
日本のみにとどまらず、香港アニオタによるハム太郎コールも存在している。
初見ではなかなかインパクトが強く、
これを見て引かない人の方が少数派だと思うが、
参加者たちにとっては"ハム太郎とっとこうた"=歌って踊る という
流れが慣習化されており、これぞ『THE オタク文化』である。
ハム太郎コールの生まれた経緯
アニソンDJと呼ばれる、アニメソング限定のクラブイベントや野外フェスにて、
観客からのリスエストを受けて"ハム太郎とっとこうた"が選曲された際、
盛り上がったことをきっかけにその後も多くのアニソンDJ会場で流されるようになった。
最初は"ハム太郎とっとこうた"が流され盛り上がっただけであったが、
数を重ねる毎に、コールの内容と回る動きが定着化することで、
ハム太郎コールという言葉と文化に繋がったのだ。
ちなみに。
観客が歌詞の合間に声を入れる合いの手のことは"コール"と呼び、
観客が輪になってグルグル回る動きのことは"サークルモッシュ"と呼ぶらしい。
行ったことないので知りませんでしたが、
ライブやフェスでは結構お目にすることがあるらしいですよ。。。
私は行ったことないので知りませんでしたが。
ハム太郎コールの起源
アニソンDJと言われるイベントにて、ファンから"ハム太郎とっとこうた"の
リクエストから始まり、コールや動きが育っていったと説明したが、
イベントごとにハム太郎コールの成長を動画で見ていこう。
2017年4月 「すーぱーあにおん」 ハム太郎コール黎明期
この時期に開催されたイベント「すーぱーあにおん」で流された際の動画はこちら。
"ハム太郎とっとこうた"が流れているが、 各自がその場でオタ芸を徹しているだけで、
コールもあまり定着しておらずハム太郎コール黎明期と言えるだろう。
2017年7月 「Re:animation」 サークルモッシュ導入
とっとこハム太郎に合わせてみんなで走ってんのホントクッソ面白いんだけどwwwww#reani_dj pic.twitter.com/wpiql3AfTj
— すぱりだ (@super_reader) July 2, 2017
前回のイベントと比べると、コールは未だ定着はしていないが、
大勢の観客たちがグルグルと回る動き(サークルモッシュ)が定着しており、一体感が増している。
参加者の一部が歌詞に合わせて走り回ったことがきっかけとなり、
周囲の人も動き回る現象に至ったのだとか。
2017年10月 「すーぱーあにおん」 コールが定着
すーぱーあにおんの定番と化してしまった"ハム太郎とっとこうた"
半年前と同様に曲が流されると、「Re:animation」で生まれたサークルモッシュを
取り入れて、コールも観客たちに定着しており王国民のような仕上がりになっている。
回数を重ねるごとに盛り上がりが増していっているようである。
ちなみに定着したコールで言っているのはこちらだ。
だーい好きなのはー(はいせーの)
ひーまわりのたねー(俺もー!)
やっぱりー走るよハム太郎ー
(タイガー! ファイアー!サイバー! ファイバー!ダイバー! バイバー!ジャージャー!)だーい好きなのはー(はいせーの)
ひーまわりのたねー(俺もー!)
まわるとーうれしいハム太郎ー
(虎! 火!人造! 繊維!海女! 振動!化繊!)だーい好きなのはー(はいせーの)
ひーまわりのたねー(俺もー!)
やっぱりー眠るよハム太郎ー
(チャペ!アペ!カラ!キナ!ララ!トゥスケ!ミョーホントゥスケ!)コール自体は歌詞やハム太郎には関係ないようだ。
また♪ハム太郎ー♪の次にはいるコールについて、「虎!火!~」は日本語
「タイガー!ファイアー!~」は英語
「チャペ!アペ!~」はアイヌ語
コール自体は歌詞やハム太郎には関係ないようだ。
また♪ハム太郎ー♪の次にはいるコールについて、
「虎!火!~」は日本語
「タイガー!ファイアー!~」は英語
「チャペ!アペ!~」はアイヌ語
となっているらしい。アイヌ語をコールに採用するセンスはどこからくるんですかね。
ハム太郎コールの反響
TVのワイドショーなどで異様な映像として取り上げられ、
度々お茶の間を凍らせてきたハム太郎コール。
肉フェスのハム太郎のやつがNスタで真剣に討論されていておかしかった pic.twitter.com/08IhZNeSzR
— you (@you19you19you) May 6, 2019
アニソン界の著名人であるオーイシマサヨシさんが
ハム太郎コールについてアニソンTV番組で言及したり
わ!もしかして明日の肉フェス、場合によっては生でとっとこハム太郎見れるのかな!!!混ざりたい!!!笑
— 大石昌良【オーイシマサヨシ】 (@Masayoshi_Oishi) May 1, 2018
(だーいすきなのはー、ひーまわりのたねー)
\オレモー!/
アニソンフェスティバル『アニメロサマーライブ 2019』に選曲され、
その様子がNHKでも放送されるまでに至った。