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「Need not to know」(知る必要のない事)名探偵コナンに登場したセリフ紹介

セリフの意味については
直訳すると「知る必要のない事」となっており、
名探偵コナンの作中では、警察内部の隠語として使われていた。

「Need not to know」とは

名探偵コナンの映画作品「瞳の中の暗殺者」にて、
警察内部の隠語として登場したセリフである。

「知る必要のない事」として字幕が流れていたが、意味としては、

上層部が伏せている機密情報で、
”下の者は知る必要がないとして
蚊帳の外に置かれて手を出せない事柄”


というニュアンスで用いられていた。

「Need not to know」 が使われたシーン

実際に名探偵コナンの「瞳の中の暗殺者」で
「Need not to know」が使われたシーンはこちらである。

小田切警部が、先に事件解決に辿り着いたコナン君に感銘し正体を探る際に発言した
 「キミは一体・・・?」
というセリフに対して、コナン君の答えが
 「Need not to know.僕はただの小学生だよ」
であった。

この言葉を受けた小田切警部は、深堀りはせずにコナン君に対して敬礼をし
探偵としての実力を称えてシーンが終わりエンディングに入る。

コナン君の正体について、
小田切警部が果たして気づいたかは定かではないが、
ただの小学生ではないこと、自身が踏み込んではいけない領域と悟ったのではないかと思われる。

Need not to know って実際使われてる隠語なの?

警察の隠語について色々調べてみたところ、
どうやら「Need not to know」は使われていないようであった。

そもそも英語で日本の範囲でしか検索していなかったので、
もしかしたら英語圏のPOLICE達の間では使われているのかも・・・?
(情報知っている人いましたら教えて欲しいです。)

また、近い言葉としては、”need to knowの原則”という言葉が
公務員の守秘義務という項目にて掲載されていた。

公務員の守秘義務と「need to knowの原則」に関する質問主意書

 「秘密保全体制の見直し・強化について」(平成十二年十月二十七日 防衛庁)は、その検討結果のひとつとして「情報漏えいのリスクを不必要に高めることを防止するため、いわゆる「need to knowの原則」(「情報は知る必要のある人のみに伝え、知る必要のない人には伝えない」という原則)を徹底し、関係職員の指定に当たっては、秘密に関する事務を行う者として相応しい者を厳正に峻別・限定し、必要最小限の指定にとどめる」ことを挙げている。
 誠に妥当な提言であるゆえに、この原則と公務員の守秘義務につき政府の見解を明らかにするために以下質問する。
一 「need to knowの原則」は次に定めるところの公務員の守秘義務に適用されるのか明らかにされたい。
 1 「国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範」(平成十三年一月六日閣議決定)(8)。
 2 「国家公務員法」第百条第一項。
 3 「自衛隊法」第五十九条第一項。
二 「need to knowの原則」と秘密に接する権限について
 「need to knowの原則」に従えば、秘密に接する権限は当該内容を知る必要のある人のみに限定されると考えるが、当該内容を知る必要がないのにその秘密に接する権限を持つ公務員が存在すれば、その官職を明らかにされたい。

https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a154003.htm

内容はとても難しいが、こちらも情報の公開範囲に関する取り決めとなっているため、
もしかしたら"need to knowの原則" が起源となって "Need not to know" という造語が作られたのかもしれない。

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