「何が嫌いかより 何が好きかで 自分を語れよ!!!」というフレーズを聞いたことある人は多いのではないだろうか。
ネット上でネガティブな意見ばかり言う人に対してしばしば言われるのだが、ネタ元について知っていない人も多いのではないかと思ったためこの記事で紹介しよう。
元ネタは"ツギハギ漂流作家"
結論から言うと、
「何が嫌いかより 何が好きかで 自分を語れよ!!!」というセリフが出てくるのは、
"ツギハギ漂流作家"というマンガである。
場面としては、作中で主人公の吉備真備(きびの まきび)が
犬が嫌いか猫が嫌いかで憎みあいが始まり、最終的に本気の殺し合いを始める村人たちに向かって放ったセリフだ。
そんな理由で本気の殺し合いが始まる村って・・・。
"ツギハギ漂流作家"のあらすじ
"ツギハギ漂流作家"がどんな漫画であるか気になる人もいるかと思うので軽く紹介しよう。
未開での冒険を活写した「漂流録」を世に送り出す者達――漂流作家。
漂流録は全出版物の95%を占めており、人気作家は引く手あまたの存在である。そんな中、国一番のボロ出版社・ソガノ出版に、
ツギハギ漂流作家 - Wikipediaより
漂流作家の神様「フジワラ・ノ・フヒト」の弟子を名乗る、
吉備真備が現れ…!? 未知なる物語を探求する冒険活劇
"ツギハギ漂流作家"は2006年に発刊されており、
全3巻で既に打ち切られ完結しているが、内容として
漂流作家たちが未開の地を冒険し、「漂流録」という本を出版するという物語である。
作品を読みたい場合はAmazonやコミックスペースからでも読むことが可能だ。
興味のある人は試し読みをしてはいかがだろうか。
ワンピースのルフィのコラ画像が流行
ネット上では、ワンピースのルフィが「何が嫌いかより 何が好きかで 自分を語れよ!!!」と発言するコラ画像が流行しており、
悲しいかな、"ツギハギ漂流作家"よりもそのコラ画像の方が知名度が高くなってしまっている。
う~ん・・・違和感が仕事していないというか、ルフィも言いそうなんだよなぁ
結果、「何が嫌いかより 何が好きかで 自分を語れよ!!!」の元ネタをワンピースと勘違いする人もいるほどである。
コラ画像(ワンピース)の元シーンと元セリフについて
コラ画像としてルフィが激怒しているシーンだが、
ルフィが言っている元の台詞は
「仲間が石に変えられてんのになんでお前らヘラヘラ笑ってんだよ!!」
である。
漫画だと53巻の518話、ハンコックが登場する女々島編である。
ルフィは闘技場で公開処刑になるのだが、マーガレット達がルフィを庇ったためマーガレット達はハンコックに石にされてしまう。
マーガレット達が石にされてしまったにもかかわらず女々島の女達はルフィの公開処刑を楽しんでたのでそれでルフィが怒ったシーンだ。
公式ゲームでセリフが採用されている
2014年3月19日にバンダイナムコゲームスから発売されているPS3/PS Vitaソフト
『Jスターズ ビクトリーVS』中のルフィのセリフに
「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!」が追加されている。
元ネタはルフィではないにも関わらず、このセリフが採用されている。
開発者がコラ画像を信じて本当にルフィのセリフと勘違いしたのか、
それとも流行っているのを逆手にネタ要素として採用したかは謎である。
どちらにしろ、この公式ゲームにルフィがこのセリフを発することにより、
知らない人たちは、ますますルフィが元ネタのセリフであると勘違いする結果となった。
まとめ
- 「何が嫌いかより 何が好きかで 自分を語れよ!!!」は"ツギハギ漂流作家"吉備真備(主人公)のセリフ
- ネット上では同セリフをルフィが言っているコラ画像が流行
- 公式のゲーム【Jスターズ ビクトリーVS】でもルフィのセリフとして採用されている
- "ツギハギ漂流作家"は2006年発刊された漫画で、全3巻で打ち切られ既に完結