![](https://life4health.info/wp-content/uploads/2021/06/この点は出ねぇよぉ.png)
荻野暢也(おぎの のぶゆき)氏とは、
講義中に「この点は出ねぇよぉ!」「ぉーん」など数多くの名言を排出した
代々木ゼミナールの数学講師である。ネットでは"接点tの人"ともいわれている。
「この点は出ねぇよぉ!」「ぉーん」の元ネタ
代々木ゼミナールが2004年に実施した通信授業「代ゼミサテライン」にて、
荻野暢也氏が数学の講師を務めた際に発言したセリフが元ネタとなっている。
![](https://life4health.info/wp-content/uploads/2021/06/image-17.png)
その授業では荻野暢也氏のテンションと覇気が凄まじく、
タメ口で喋ったり声を荒げたり教壇に足を乗せたりと、ヤクザの集会かな?と
思わせるようなパフォーマンスによりネット上で大きな話題となった。
その講義の中で特別人気となったセリフが
「この点は出ねぇよぉ!」や「ぉーん」である。
荻野暢也氏のこの授業はサンプルの授業風景として誰でも閲覧可能なのだが、
代々木ゼミナールがどうしてこの授業をサンプルに採用したのかは謎である。
元ネタとなった荻野暢也氏の「代ゼミサテライン」授業動画
「この点は出ねぇよぉ!」や「ぉーん」といった発言は氷山の一角に過ぎず、
荻野暢也氏は他にも数々の名言を生み出しているので是非観てほしい。
通信講義であるが故にある程度楽しんで授業に取り組めそうだが、
面と向かってこの口調と勢いで教壇に立たれると勉強どころではないかも知れない…
動画の書き起こし
ただな、この解だからぁ、この場合はたまたまぁ!うーん、これおしぃ、
言うか言うか言わないか黙っ、黙っていようかと思ったんだけどぉ、悩んで言うことにした。
えぇー、はい、すっとぉ、1ダッシュは2ダッシュに含まれるのでぇ、えーん、
求める条件は、えー2ダッシュの方だけと、いうふうに、なるわけですねぇ。
はいっ。後はぁー、あの不等式の表すエリアをー、図示して、終わることになります。さぁいいかな?
じゃあ説明していこうねー。じゃ早く書き終えて、前を見てぇ。聞いて下さい。
はぃ行きますよぉ。えぇ、接線の問題ではぁ、例外な、まぁ、数Cでひとつ例外あるんですが、
接点を置く事から始めよ、って言う意味でぇ、接点よりぃ、始めよ。
接点を置く事からスタートしてください。あのぉ、こういう風に置いちゃダメですよぉ。
ねぇー、(a,b)を通るからといってぇ、これとこれがぁ、連立して重解、となるようなmを数える、
数学的に言ってることは正しいですが、さ、連立方程式と三次方程式が重解を持つ条件なんてぇー、
この問題を解く以上に大変ですからね。
あのなぁ、(a,b)だったらおまえらはぁ、
俺の言うとおりしてくれるんだよ。こうやると大変そうだから。でもぉ、
ここが原点だとぉ、ここが原点だとぅ、突然、う、誘惑に負けてぇー、
y=mxなんて置いちゃう輩が多いんだよね。ダメだよぉ。どんな簡単な点でもぉ、誘惑(ゆうやく)振り切ってこうだ。
ぉーん。tにおける接線を立ててぇ、指定された通過点を通るようにtを立式する。tが求まる式を立式する。
こっから出てくるのはなんだぁ?接点t、(a,b)を通るように引いたときのぉ!接点t!
だからぁ、この点とこの点とこの点が出るわけだぁ。
この点は出ねえよぉぉ!(a,b)通らない接線なんだからぁ。ぉーん。(a,b)を通るような接線の接点が出るんだからぁ。
この絵で言うとこの三つが出るわけだ。ぉーん。
えぇぇー、接線の本数と接点の個数は等しいですからぁ、
えぇまぁ、ね?この方程式をぉ、から出てくるぅ、tをカウントすればいい。それがぁー、
接点の個数であり、接線の本数なのだから。
でねぇ、難しいこと先に言っちゃうとぉー、
この等式っていっつもいっつも成り立つわけじゃないんですよぉー。いいですかぁー?おーん。
いやなぜってさぁー、君ら、はい、四次関数なんて知ってるぅー?Wって形をしているよねぇー四次関数って。
例えばよぉーおい、この四次関数のこの辺から接線何本引けますかぁーって言われたら何本引けるぅー?
おぉーん、あいっ、みんな見ろ見ろー、いいかーあいっ、いっぽーん、ねぇー、あーい、ぇ、それからぁー、あ、
にほーん、あーい、それからぁさーんぼーん、あぁーい、接線はさんぼーん、接点数えてみ。
いっこぉ、にこぉ、さんこよんこぉ。あらあら、四個三本だ。こういう黄色いみたいな接線のことをぉ、
二重接線って言うんだよぉー。いぃかぁー?それからぁ、こんな風になったらぁ、いぃかぁ?
これ三重接線って言うんだよぉー。おーん。極値が合計三つ(ドン)以上になるとぉー、
もう、この式は成り立たない。接線の本数と接点の個数は等しくならない!んんー?
だからこの解法じゃ解けなぁーい!でも安心してぇ。
入試問題で出てくるようなぁ、接線の本数問題、そっから何本引けますか問題!
いつも、この式が成り立つぅ、接線と接点が一対一対応するぅ、
二重接線が引けないようなベーシックなグラフしか出されないからぁ!安心して君達はぁ!
tを数えたらいいんだよぉぅ。
ただな、この解法を覚えたからといって、全ての接線の本数が
数えられるようになったなどと思うな。所詮、手際よく解けるように作られた入試問題という
箱庭の中でしかぁー、いっ、生きていけない解答に過ぎないんだ。いぃかぁー?
だから受かるためだってそれでいいんだよ。ぉーん。ぃぃかー?
荻野暢也氏について
荻野暢也氏についての基本情報は以下の通り
本名 | 荻野暢也 |
生年月日 | 1963年2月7日 |
出身大学 | 東京理科大(自身も浪人時代は代ゼミの受講生) |
好きなもの | スターウォーズ ジョジョ ストリートファイターⅡ ドラクエ |
担当教科 | 数学(微積分の講義は代ゼミ随一との声も) |
受験界隈では元々有名な講師であったものの、ネット上では認知されていなかったのだが、
衛星通信の「代ゼミサテライン」システムのサンプル授業動画が公開されてからは、
瞬く間にネット上で話題となり、MAD作品が量産される事態にまで発展した(現在は削除済み)
その反響を受けて本人は、当時のパフォーマンスについて「もうこんな事はしていない」とした上で、
数学だけにとどまらず、後継者の講義パフォーマンス指導までしている。
最近また私のモノマネをする人が増えてきたようですが、声を1オクターブ上げることと「この点はでねーよ」のところで羞恥心を捨て去ることがポイントです。ハウリングを起こして下さい。人として大事な物を失う決意が必要かもしれません。
— 荻野 暢也 (@oginonobuya) May 4, 2021
私は上で待っています。 https://t.co/JMqC6E6CdK
まだまだだね。ƪ(˘⌣˘)ʃ
— 荻野 暢也 (@oginonobuya) January 26, 2019
「この点は出ねえよ」のところで恥ずかしさを感じてしまい疲れからかテンションが下がってしまっている。ここは一気に上げて行かないと。「出ねえよお⤵︎」じゃなくて「出ねえよぉ!↗︎」なんだよ。
あともっと声は高めにやってみよう。
因みにもうこんな事はしていない。 https://t.co/fJYI6EZCqo